万引き家族を観てきた
現代の秩序は、ある一定レベルのお金の上で成り立つのだと思った。
みんなで貧しくなったら、法律なんて効かなくなる。
戦後に法外だった闇市にみんなで集い、物の売り買いをしていたのだって生きて行く以外他なかったわけで…
現代の秩序を維持して行きたいのであれば、
今よりも貧しさを増やさず減らして行く事だと思う。
『貧しさ』の成分はお金意外にもあって、
自分と同じ価値観を子供や配偶者に押し付ける貧しさや、手段を知らない事から来る貧しさ。色々と描かれてた。
あれは別に万引きを正当化してるわけでも無ければ、同情を欲してるわけでもない。
問題提議を投げ掛けている作品で、何をどうするべきなのか、考える機会になる作品。
「血の繋がりだけが家族じゃない」
これはごもっともな話で、
ただ子供を拾った家族に金銭的余裕があればと思った。まぁ、そんな設定じゃあ、色んな背景を持った人と家族になろうとは思わないかも知れないけど。